高岡おとぎの森の展示では新しい試みとして、吊り下げ式の展開図バナーを作ってみました。60センチ幅で2メートルの垂れ幕、その数32本。これが我ながら良い出来で、とても効果的に場を盛り上げてくれたのではないかと自画自賛。
以前より大判プリンターを使ってデカ立体を作っていたので、「いつか自作バナー(垂れ幕)も作ってみたいなぁ。」とは思っていたのです。これまでの展示会にはA1サイズの展開図パネルを吊っていましたが、おとぎの森館の壁面は展示用にできているわけではないので、そのまま吊るすと宙にぶら下がっているみたいでパネルの安定が悪い。ならば垂れ幕のほうが軽快なうえに華やかさ・存在感もあって、なお良いじゃないかー!それが積年の思いを実行に移す良い機会となりました。はじめは使い勝手に慣れている紙で作ってみたのですが、実際のところ長尺のバナーは取り回しが悪くシワになって何十本も管理するのには不向き。ならばやっぱり布製じゃないとね、と不織布の専用ロールを探してみたのですが…純正品はどれも結構お高い。「やっぱそうだよね〜。」と、落胆しつつよくよ〜く探してみたらサードパーティ製ですが安くていいのがみつかりましたよー。しかも防炎仕様。これはいい!速攻で注文、さっそく大きさを決めてプリントし、上下に輪っかをつくってミシンで縫いつけます。(ミシン作業が思いのほか敷居が低く、効果絶大!カミさんに感謝!)発色も問題ありません。そこにバーとフックを通して吊り下げる。そのままではブラブラしてしまうので、錘(おもり)で固定。いいのが出来ましたー!!
と、文章で簡潔?にまとめると大した作業ではないようですが、この仕様にまとまるまでの試行錯誤が大変だったんですよー。バーや錘・巾着袋の選定、その留め方、収納法。バナー32本分のバー64本、錘64個等々の調達ぶり。次の展示の時にはその顛末、アッと驚く面白ポイントを是非聞いてください。